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日別アーカイブ: 2025年8月21日

ダクト工事の基本 🛠️🌬️

皆さんこんにちは!

 

神奈川県横浜市を拠点に空調・換気設備等に伴うダクト工事を主に行っている

株式会社野口空調、更新担当の富山です。

 

 

暑さ厳しい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

現場も気温に負けず、元気に稼働中です!

 

 

今月からブログ更新頑張っていきます!

 

 

 

ダクト工事の基本 🛠️🌬️

 

 

 

1. ダクト工事とは?

 

ダクト工事とは、建物内で「空気の通り道=ダクト」を設置する工事のことです。

ダクトとは金属板や樹脂を加工して作られる管状の設備で、天井裏や床下に張り巡らされます。

冷暖房・換気・排気などの空気の流れを整える役割を持ち、私たちが 無意識のうちに快適に暮らせる環境 を支えています。

例えばオフィスビルの会議室でエアコンをつけた時、部屋全体に均一に涼しい風が届くのは、天井裏に設置されたダクトがあるからです。

ダクト工事は「人が快適に過ごせる建物づくり」に欠かせないインフラ整備なのです。


2. ダクト工事の必要性

 

ダクト工事がない場合、どうなるでしょうか?

  • 冷暖房の効率が悪く、部屋ごとに温度差が生じる

  • 換気不足で湿気やカビ、シックハウス症候群のリスクが増す

  • 厨房や工場では、油煙や有害物質が滞留して健康被害につながる

つまり、ダクト工事は 建物の性能と人々の健康を守るための基盤工事 です。

表には見えないけれど、快適で安心できる建物にするために必須の工程です。


3. ダクト工事が行われる現場

 

  • オフィスビル:会議室やフロア全体に均一な温度環境を保ち、生産性を高める

  • 病院:手術室では無菌状態を維持し、病室では患者が快適に過ごせる空気環境を提供

  • 工場:粉塵や化学物質を外へ排出し、作業員の安全を確保

  • 飲食店:厨房から発生する煙・においを外に排出し、店内の快適性を保つ

  • 住宅:快適な空気環境と省エネ効果を実現し、長く住みやすい家にする

現場ごとに目的は違いますが、共通しているのは「建物を使う人にとって、空気の質を良くする」ことです。


4. ダクト工事の流れ

 

  1. 事前調査・計画
     建物の用途・広さ・利用人数を調査し、必要な風量やルートを計算します。設計段階から関わることも多く、建築士や設備設計者との連携が重要です。

  2. 設計図作成
     天井裏や壁の中に収まるよう、ダクトの形状やサイズを決め、空調機器や換気扇との接続位置を図面に落とし込みます。

  3. 製作(加工)
     工場で鉄板を切断・折り曲げ・溶接して、現場に合わせたダクトを製造します。近年はプレハブ方式(工場で事前に組み立てる方式)も増え、工期短縮に役立っています。

  4. 取り付け工事
     現場で吊り金具や支持金具を設置し、ダクトを天井裏に固定していきます。配管工事や電気工事との取り合いも多いため、現場調整が欠かせません。

  5. 接続・密閉処理
     空調機・換気扇・排気ファンなどの機器とダクトをつなぎ、隙間をシーリング材で密閉します。ここで漏気があると効率が下がるため、丁寧さが重要です。

  6. 試運転・調整
     実際に風を流し、風量や音、空気漏れがないかを確認。必要があればダンパー(風量調整器)を調整して完成となります。


5. まとめ

 

ダクト工事は、見えない部分でありながら 建物の快適性・省エネ性・安全性を大きく左右する仕事 です。

建物の利用者が快適に過ごせるのは、陰で支えるダクト工事のおかげと言えるでしょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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神奈川県横浜市を拠点に空調・換気設備等に伴うダクト工事を主に行っております。

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